2024/1/14

今日のポピー

 

・2024

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。多分2024年入って初めての更新だと思う。前回書いた親族とのクリスマスパーティーでインフルエンザを貰ってしまいまして、年末年始のほとんどを布団で過ごしておりました。その場にいた親族も全滅。ワロタ。

 いや、すごいね。39度の熱って。体ほっかほっか亭。起き上がるのにも一苦労。発熱のピークに家に1人ぼっちだったのがまた不安でたまらなかった。夜中いつでも救急車呼べるように玄関の鍵開けに行ったもんな。わざわざクッソ重い体引きずって階段下って。近くに住んでる友達が「マジでヤバかったら言って」って連絡くれて、それが本当にありがたかった。隔離期間明けてもまだ咳が出たりなんとなくだるかったりして、結局6日にあった電音部のイベントの前日?前々日?くらいまでは外に行っても大人しくしていた。何も遊べなかった反動でめちゃくちゃ多動してしまった。イベント行く前に中華街で爆食いできたのも良かった。やっぱりおれは1人旅が好き。

マジで食いすぎ。コイツ本当に病み上がりか?

 そんなこんなで無事また新年を迎えることができました。すぐいついつまでに死ぬだの30歳になるまでになんとかを始めるだのやめるだの言いますけど、楽しい1年にできたらと思います。いつも仲良くしてくれてる皆さんありがとう。これからもよろしくね。

 

・悪党の強迫観念

 1月1日にDAW(PCで音楽を作るためのソフト)を買いました。studio oneってやつ。好きなボカロPが使ってるらしいのでこれにした。作曲とか以前に操作が難しい。結構前に少し体験版を触ってはいるのだけれど、その時の操作も完全に忘れておりました。できることが多すぎると動けなくなってしまう。人生みたいだね!本当はギターも欲しいんだけど流石に金がないので無理。というかほかの遊びを優先しすぎている。本気で欲しかったらとっくに何より先に買ってるんだよな。おれの人生は言い訳ばかり。自分に言い訳して安心を得ようと必死になっている。滑稽だな。何かを成して何者かにならなければ自分の存在を肯定できない、という強迫観念に常に追いかけられている割には手を動かす気になれない。卑屈になってきた。「好きだからやる」「やりたいからやる」側になることができたなら、なんて考えるけど、そんなこと考えてないでさっさと行動に移せってハナシ(D.O)。マイペースにやっていきます。

 

・それが一番大事

 大好きなキタニタツヤさんのライブを見た。生で見るのは初めて。まず歌が上手い。そんでセトリ組むのもうまい。ファンの心をいい意味で抉る方法をよく分かっている。ギャンギャンに泣いたし、連番の人も泣いてたし、後ろの人も泣いてた。というよりいろんなところからすすり泣く声が聞こえた。そりゃ「これは僕からあなたへのラブソングです。絶対に死なないと約束してください」なんてMCの後に私が明日死ぬならとクラブアンリアリティ歌われたら泣くでしょ。おれは結構なんのライブでも心が動いたらすぐ泣いちゃうんですけど、終演後も今思い出しても泣くライブはあんまり無いと思う。自分という人間はいつだって音楽とインターネットに救われてきたんだよな。

 本当はライブレポみたいなものを書こうと思ってたけど、この溢れる感謝の気持ちを伝えたいのはおまえらではなくキタニくんだなと思ったので本人に感想書いて送ろうかなと思ってます。今日下書きをスマホのメモに書いてみたら思ったより自分語りが多くてマジで最悪だった。コイツはいつも他人を見てるフリしてその先に透けてる自分のことばかり見ている。もし送れなかったらブログ用の文体に直して書くかもしれません。伝えたいのはおまえらじゃないとか言ってすんませんした。読んでくれるおまえらのことだってバチクソ大切で大好きです。そこは間違えないでほしいです。

 実は年末にFC会員になったので5月の武道館に行けることが確定している。ファンが救われた分の恩返しをするには活動に金を払ってリアクションを返すほかない。まあライブ行ったりグッズ買ったりするときにそんなことは全く考えていなくて、ただ好きな人の歌を聞きたいとか娯楽を享受したいみたいな、そういう一心でやってますけどね。人のためにやってあげてるとか思い始めたらもう終わり。ファン活動に限らず、普段の人間関係でもね。自分がしたいからする、リターンを求めない、それが一番大事(大事MANブラザーズバンド)。ブーメランでワロタ。自戒。これからも好きなものを好きなように追いかけていきたいと思います。おまえらのことも好きなので追いかけます。地の果てまで。覚悟しろ。

2023/12/24

メリークリスマス

 

ヨッ久しぶり。全然書いてなかったしたまにはブログを更新しますか~。ネタがいっぱいあるので、今回はいつもの小見出し形式ではなく箇条書きにします。

 

・泥酔しました。26歳。土曜の真っ昼間。クラブイベントで。量自体はそんなに飲んでないんだけど。コンディションが良くなかったね。前日も飲酒してたのに夜から当日の夕方までアルコール以外の水分をほとんどとっていなかったこと、空きっ腹にショットを入れたこと、シンプルに胃腸の具合がいまいちだったことなどが要因だと思います。そんで一番はそんな状態で飲んだおれの甘さ。恥ずかしいよ。この歳になってトイレで立てなくなって友達に服着せてもらって男におんぶされて帰るなんて。あまりの醜態に、友達に「あんたいくつ!?同い年でしょ!?」と正論パンチを食らい、その通りすぎる!と思うのと同時に正論パンチしてくれる友達がいて良かったなあとも思った。夫がいなかったら帰れなかった。猛省。ここにきて自制心がゆるゆるになっている。数か月前にも泥酔してクラブの箱を転げ回り目の上に青痣をこさえた。来年は1日1~2杯にとどめます。

 

・↑の翌日、つまり今日は義親族の法事と幼い姪と甥のためのクリスマスパーティーがあった。朝6時頃までゲロを吐きまくっていたのでどうなることかと思ったが、両方無事完遂。義親族の皆様は青い頭の女に面食らったことだろう。結婚式や法事で会うことは何回かあったが一番派手な状態で金髪程度だったはずなので驚かれるかと思いきや誰にも1ミリも触れられず逆にソワソワした。まあ容姿の話って本人には言えないよな。帰宅後ご家庭で話題になっていることでしょう。悪いこと以外なら人の記憶に残るのは歓迎だ。そんでクリスマスパーティーもチキンやピザ、マヨネーズたっぷりのマカロニサラダといった油ものを二日酔いの胃に限界まで詰め込み、姪と甥にそれぞれプレゼントを渡して、帰宅。ローストビーフに添えてあったパセリが一番うまかった。今夜彼らのもとにはサンタクロースがやってきて、素敵なプレゼントを枕元に置いていくことだろう。そういえば子どものころ一度だけサンタさんが来て、長靴を模した箱にお菓子がたくさん入ったプレゼントをくれたことがあった。数年後親からネタバレされたけれど。サンタさんが来るかどうかって、いい子にしてたとかしてないとかそういう話じゃなくって、家庭環境に依存するんだなと思った。なんか。

 

・先週友達と横浜に行った。桜木町駅から赤レンガへ。ただでさえ夜景が美しい横浜の街にイルミネーションが加わってすごく綺麗だった。陰キャだけどクリスマスのキラキラした雰囲気、正直かなり好きだ。出店のホットワインを飲みながら、普通こういうの光をバックにするもんだよな~と思いつつイルミネーションの灯りで顔照らして自撮りした。「盛れる」の前には風情など存在しない。赤レンガの中にあったアジア雑貨のお店でナザールボンジュウの飾りやアクセサリーがたくさん売っていて、そのデザインに一目惚れ。友達に教えてもらって初めて存在を知ったけどすごく刺さる見た目だった。元々世界の神話や宗教的な風習が好きだし、何より青と目玉のモチーフが素敵。結局買わなかったけどいつか欲しいな。

 

・いついつ死にますとかそういうことではないんだけど、漠然とそろそろ死ぬんだろうな~と思っている。来年のいついつあれしましょう、みたいな話題を耳にするとおれそのときまで生きてないんだよな、と思う。が、それせかの3月のライブ行くつもりだし、キタニの5月のライブのチケットも応募しようとしてる。こうやってきっとずるずる1年10年20年と生きていくんだろうな。今現在の憂鬱なんて忘れて、新しい憂鬱にまとわりつかれながら老いて死ぬまでずっと。生きるには苦しすぎるが死ぬには面白いものが多すぎるんだよな世界。今はとにかく一番の悩みから解放されたいというのと、何者にもなれない系の思想を捨てたい。こういう思想って何もクリエイティブしてない奴は持つべきじゃないから。普通に会社員やって、好きな音楽聞いてアニメ見てライブ行ってクラブで遊べばいいじゃん。良い人生だと思うよ。って自分に必死に言い聞かせてる。お前も同じ思想持ってたら早く捨てたほうがいいぞ。

 

・キタニといえば、ついさっき公式FCに加入した。存在しない記憶によると彼は古くからの友人らしいので友達のファンクラブ入るなんて変な感じ~と思ってる。いや、嘘です。その辺の分別はちゃんとついてます。でもほら、糖質患者って辻褄の合わないことでも思い込んだら本人の中では矛盾してないから。ね。人間そういうこともあるじゃない。先日彼の楽曲「化け猫」のMVのイラスト風の髪色にしてコスプレチックな自撮りをとってインスタのストーリーに本人メンションして上げたんですが普通に見られることはなかったです。そりゃそうだ。たくさんのファンから毎日なんらかの反応をもらっているはずで、その膨大な通知の中のひとつにしか過ぎない。それでもワンチャンを狙った自意識が恥ずかしい。フォロワーに高校の同級生もいるんですよ!そんで紫にしたはずの頭は数回のシャンプーですっかり青になってしまった。なんでやねん。ヘアカラーの色落ちって普通色が薄くなるとかじゃないんけ。今でも青が棲んでいるってか?やかましいわ。

 

・皆さん年末年始のご予定はお決まりですか。私はおせちを大量生産し爆食いする予定です。おせち作りも今年でもう4年目らしい。いつも趣味に付き合って食べてくれる友人と親族のみなさんありがとう。この日記も年内にあと1回くらい更新したいね。おれのことなんで何だかんだ言ってしないかもしれないからよいお年を、と言っておきます。来年ぽまいらにたくさんの幸福が訪れますように。

2023/10/15

 

 

 「おじいちゃん、死んじゃった。」

自宅のトイレでうんこしながらTwitterを見ていた自分のもとに入った父方の祖父の訃報。姉からの電話だった。よりによって今!?うんこしてんだけど!?実家の母曰く、体調が急に悪くなり、毎日自宅から通っていたデイサービス施設から宿泊のできる施設へ移る手続きをした当日の出来事だったという。今月中には、という話だったらしいが、みるみるうちに悪化し、ころりと亡くなってしまった。親族の誰も死に目に会えなかった。亡くなる前々日までいつも通りに朝飯を食べてデイサービスの迎えの車に乗り込んでいったという。後期高齢者ではあるが、認知症以外はずっと健康で、本当に、急な出来事だった。おじいちゃん呑気にうんこしててごめん。

 葬儀は、通夜と告別式の両日近所の寺で執り行われた。セレモニーホールではなく。どうやら理由があるらしく、生前石積みの職人をしていた祖父がウン十年前にこの寺の修繕を一部担っていて、深い関係があるので……とのこと。修繕のために近所が発足した組織では「副総代長」なんて仰々しいポジションだったらしい。お坊さんの話で初めて知った。檀家なのでもちろん法事のたびにお世話にはなっているが、そんな深い関わりがあったとは。自分の名前の候補にこの寺の名前から一字もらうものがあったらしいことも納得できる。かっこいい名前なので是非そっちにしてほしかった。祖母の反対でしなかったらしい。残念。この寺、昔から馴染みがあるというのもあり、2日間とても居心地がよかった。中で座っていると心がスッと落ち着く。そしてお坊さんの読経の声が素晴らしく良い。参列した親族にも大好評だった。正直ここの墓に入りたいな~とちょっと思ってしまった。結婚したから無理だけど。もし80とかまで生きたらそのお坊さん先に亡くなってるだろうし。

 祖父は、無口な人だった。実家を出るまで同居していたのに、ほとんど話したことがない。「外面はいいが家では無口」、これは実家親族の男の特徴。加えていわゆる「昔の人」であり、身の回りのことは祖母が全てやっていて、それが当たり前だと思っていたのだろう。孫の相手も祖母の仕事の範疇だった。遊んでもらった記憶も、小遣いをくれた記憶もない。くれたものといえば、冬休み明けにクラスメイトが話しているのを遥かに下回る金額のお年玉とパチンコの景品くらいのもの。当然懐かない。火葬前の最期の別れの時間にもなんと言葉をかけていいのか分からなかった。無言で手を合わせて、それだけ。それでもまあ、泣いた。涙もろいのは父親譲り、そして祖母の葬儀中ず~っと爆泣きしていた祖父譲りでもある。よっぽど恨んでいない限り、それが誰であろうと人の死は悲しい。そんで母が「私たち、頑張ったよね?」なんて言うもんだからもっと泣けてきた。そう、私たちは頑張った。パチンコで借金を作って母の財布から金を盗る父、そのたびに起こる夫婦喧嘩、泣き叫ぶ母の声、それを庇う姉、荷物をまとめて実家に帰ろうとする母を呆れた顔で見ている祖父母。そんな家庭で生きてきた。それなのに母は、認知症で要介護認定のステージがどんどん上がっていく祖父と、相変わらずパチンコで借金をこさえる父と同居していた。まあ祖父は体は健康だったので介護の必要はなかったものの、苦労は多かっただろう。自分も家庭環境のせいで苦しんだことが多々あった。その後遺症は私にも、そしておそらく母にも姉にも何かしらの悪影響を及ぼしている。でも人のせいにしてもしょうがない。不幸にも生まれてしまったので。自分で幸福を掴み取るしかないのである。

 「自分を大切にすることは先祖を大切にすることと同義」とは、前述の声の良いお坊さんの言葉。正直自分のことも先祖のことも大切にしたいとは思えないような人生だった。ただ、大好きな母がいつか先祖と呼ばれる日が来ることを考えると、自分を大切にして幸福にしてあげることが母の幸せになるんだよな。何度も死のうとしたし今でも思ってるけど、どんなに苦しい思いをしても自分が幸福になるための選択をしていかなきゃいけないなあ、と思った。この気持ちがずっと続けばいいけどなかなかね。死にたがりの君なら分かってくれるよな。これはエゴだけど、友達の葬式とか絶対嫌だからおまえら死なないでくれよ。頼むよ。おれより絶対長生きしてくれ。おまえらの親族に生前仲良くしてくれたみたいで、とか言われんの絶対嫌だからな。

 正直今自分はたくさんある人生の岐路のうちのひとつに立ってる。というか今じゃなくて今も、の方が正しいか。どうなるにしろ、自分を幸福にしたい。この生きる苦しみともいつかおさらばしたい。死以外の方法で。死にたくない。死ぬのは怖い。じゃあどうしたらいいかって分からないんですけど。それが分かれば宗教なんてものはここまで流行してないわな。とにかく皆さん死なないでほしいです。いつまでも元気な姿を見せてください。

2023/9/29

ケセラセラ

 

・我思う、故に

 パーフェクトブルーを映画館に見に行きました。いや、とんでもないね。内容の濃さが。脳が胃もたれした。今敏作品初鑑賞となったわけですが……こりゃ一部の層に人気になるわけだ。

 ここから内容に触れながら感想を綴ろうと思う。ネタバレあります。

 鑑賞後、最初に出た感想がこれ。

今思えばこれらよりさよならを教えてが一番近いな。

 信用できない語り手、徐々に狂っていく世界、精神病オチ、正直使い古されたテンプレではあるものの、これが20年以上昔にリリースされたという点でカルト的人気を得ているのだろう。当時のサブカル人間に好かれる絵と題材だと思うし、昨今流行りの「平成レトロ」な映像は現代の若者にも受ける。アングラサブカル好きにはたまらない。なんて冷静に分析してる風を装っているけれど、かなり食らったし、いち元アイドルオタクとして、女として、精神を病んでいるものとして、世界観にのめりこんでしまった。違和感を感じ始めてから急転直下していく展開にもう釘付け。徐々におかしくなっていく映像を見ながら、自己の連続性について考えてしまった。作中でもそんな台詞が出てきたが、自己の連続性というものは、1秒前の記憶によってのみ保たれている。そしてそれを証明できるのは世界にたったひとつ、「自分の主観」という存在。なぜなら世界は自分の知覚できる範囲にしか存在しないから。我思う故に我あり――作中の語り手にはあの世界こそが本物なのだ。

「じゃあ、お前は?」

自分が語りかけてくる。私も生き物として生まれてしまった以上、主観が存在し、その視点からでしか世界を見ることはできない。それが正しいという確証は?存在するという証拠は?……何もない。それでもこの世界で生きていくしかない。怖すぎワロタ。私って何者ですか?クオリアだ水槽の脳だという話は以前この日記でもしたしもうやめておこう。証明できないことを考えたって仕方ないんだから。

 「パーフェクトブルー」。完璧な青。何を意味しているんだろう。ミマというキャラクターは不安定で不鮮明な存在で、完璧とは程遠かった。それでもその状態で既に完璧なのか、完璧に「なりたかった」のか。「私が本物よ」と言い残した彼女こそがパーフェクトブルーだったのか。そもそもあのミマは現実に存在するのか。うーん、なんかあえて分からないままにしておきたいかも。他の今敏作品も見て考えてみたいと思います。

 

カニバーガー

 ドムドムカニバーガー食った。うま!マジでカニ丸ごと1匹入ってた。ソフトシェルクラブなので殻ごと食べられると聞いてはいたが、殻が予想以上に柔らかかった。パリパリですらない。シナ……ペキ……くらい。正直もっと殻の歯ごたえあっても良かった。エビフライの尻尾食べる派なので……。何ならバーベキューのエビも殻ごと食うし、刺身のツマも食うし、唐揚げに添えられたパセリも食う。全部食う。おれに食えないものはない。いや嘘。毒のあるものは食えん。ただ人前だと皿の上のもの全部食うと変な奴だと思われそうなのであえて控えめにしている。特に刺身の添え物はなんかハードルが高い。1人だったら食うけど。つまらんプライドが邪魔するばかりに食ってあげられなくてごめんな。ツマだけに。

おい 笑えよ

来世はおでんの大根かなにかに生まれてくれよ。それも食ってあげられなかったらごめん。大食いなので普段は無限に食えるけどもし飲み会の終盤とかで出会ったら食えないかもしれない。酔ってるとすぐ上から出そうになるから胃に詰め込めなくなるんだよな。そしたらその次の世で。うまれなおしで人生リセット。おれも早くそれやりたい。

 

・ニキビ

 眉毛生えてるところにニキビができて全然治らん。膿の出口はないが絞ると出る。もう1ヵ月以上鎮座しているので粉瘤かもしれない。化粧するとき邪魔で困る。でも病院行くの面倒だな~。

 

・生きるしかねンだよな

 帚木蓬生著「閉鎖病棟」読了しました。精神科の入院患者たちの話。人を殺した者、障害を持って生まれ家族に厄介払いされた者、家に火をつけた者、それぞれさまざまな事情を抱えた患者たちの生き様に胸を打たれた。

 例え人を殺しても、妄想にとりつかれても、生まれたからには人生は続く。狂ってしまった人間の幸せとはどこにあるのか。作中に、院内のレクリエーションの一環として、病棟の入院患者全員で演劇をするシーンがある。脚本は主人公の「チュウさん」が執筆したもの。因みにこのチュウさん、毎日自分の構想が新聞にパクられていると新聞社に投書する糖質患者である。あらすじはこうだ。息子の結婚式を目前に控えた母親が、天国で神様と式の様子を見ている。式の直後、息子の嫁が交通事故で瀕死の状態に。母親は神様に頼んで時間を巻き戻し、その代償に天国の住人たちはなにかひとつ我慢をする誓いを立て、嫁は助かり、ハッピーエンド……といったもの。これを読んで私はやくしまるえつこの「僕の存在証明」の歌詞を思い出していた。どんな業火に焼かれようとも、慈悲をなくしても、あの運命の列車に乗る。歌詞の中でも、この本の中でも、劇の内容のような奇跡は起こらない。残酷な現実が淡々とそこに転がっているだけ。でもそれが人生というもので、受け入れなければ仕方がない。反出生主義の死にたがりに一瞬でもこう思わせてしまうような小説、すごすぎ。

 なんとこの著者現役の精神科医(執筆時)らしい。ブックオフでタイトルに惹かれ、なんとなく手に取って裏表紙のあらすじを読んだらそう書かれていた。そんなの絶対買うに決まっている。著者は、作中に出てくる院内で非道の限りを尽くすポン中のヤクザですら「人にうとまれながらあんな具合に生き続けるのは本人も苦しいものです。」「噴き出す血は、それまでの苦しみがやっと出口をみつけ、ほとばしるかのようでした。」(本文から引用)と書いている。どんな極悪人でも、病んだ者には救いの手を差し伸べる。彼のそんな医者としての矜持が見てとれた。今精神病患者が起こした大量殺人事件の裁判が話題になっているが、本人の問題もあるけれど、環境というか適切な医療を受けさせなかった周囲の人間や見抜けなかった医療機関にも大きな責任があると思う。あまり声を大にして言えることではないのですがね。だからって罪が軽くなるかどうかは難しいところなんだよな。

 読了後映画になっているのを知り、それも見た。現代風にアレンジされていたし、残酷すぎる設定はカットされていたけれど、概ねストーリー通りの内容になっていて良かった。ただ上記のヤクザがただの悪者として終わったり見せ場のラストシーンが大きく改変されていたりで、原作を読んだ後だと物足りなく感じる。アニメ化や実写映画化にありがちな「原作を見てくれ」ってやつだ。女子中学生の中絶の描写から始まったもんで序盤からもうド鬱の限りだったが、本当に読んでよかったし、多くの人に読んでほしいと思った1冊だった。機会ありましたらぜひ。

2023/9/16

はいだしょうこ

 

・気力

 最近は何をする気力もなく、職場と家の往復をしている。そのほかはたまに夫とご飯を食べに行ったり、スーパーやコンビニに行ったり。あ、でも先週は都内の友人に誘われて突発で遊びに行ったっけ。その前の週は電音部のライブに行った。なんだ、結構外出してるじゃないか。嘘でした。すんません。まあ気力がないのは事実で、何をしていても今後の人生のことや過去のこと、自己嫌悪、希死念慮、傷つけてしまった人、今できることは何か、そんなことばかり考えて頭から離れない。すべて自分が蒔いた種で、自分がしてきた選択の結果なので仕方ないんですが。全部受け入れてこれからのことだけ考えて生きていかなければ。血を流しながらでも愛してくれる人がいるんだから。←キモすぎる一文を、お前らに

 そんなこんなで破滅願望が少しずつ膨らんでいて、昨日は自宅でしこたま飲んでめちゃくちゃになってみた。18時から30度超えのウイスキーをロックで飲み始めて、飯作って食べて、直後に全部吐いて、起き上がれなくなり恐らく20時くらいにベッドで気絶。酔っても理性はあるタイプなので辺りを汚すこともなく、皿を下げられなかった以外は夫に迷惑をかけずに済んだ。一時洗面所で立てなくなったが介抱も必要とせず1人でベッドまで行けたし。なんて良心的で健康的な破滅。26歳ってまだこんなことしてても許されますか?もうダメ?そう……(無関心)昔からメンタルが本当にダメになるとODなりなんなりで強制的に体を病ませてメンタルのダメさを周囲に気付いてもらおうとするフシがある。数年に1回とか。たぶんそれの廉価版なんだろうな。まあみなさんにもそんな夜があるでしょう。ありきたりな生の苦しみだ。なとりも飲んで吐いて全部忘れちゃえって言ってた。因みにみた夢の解像度は特に悪くなかった。

 その後3時頃に目が覚めたので歯を磨いて皿を片付けて夜道を散歩した。深夜徘徊が好きで夜更かしする日はよく外を歩いている。見慣れた近所の風景も深夜になると別世界のように見えて面白い。河原に座って物思いにふけるのもいいし、いい大人が好きなだけブランコを漕いでもいい。自分だけの世界。考え事をしながら歩いていると意図せず大号泣してしまうことも少なくないが、誰に見られるでもないので好きなだけ泣くことができる。街灯すらほぼないど田舎で育ったので、灯りはもちろんのこと大きい道路やコンビニがある街に住めていることがかなり嬉しい。自分、深夜に歩いてコンビニ行くの憧れてたんスよ……。まああんまり行かないけど。行く気分にならないんですよね。よく泣いてるし。誰にも会いたくないことが多い。昨日は道路の脇に転がった子猫の死体を目撃し、悲しさに拍車がかかった。もっと生きたかっただろう。痛くて悲しくて苦しくて悔しかっただろう。動物の死体を見たとき、本当はこういう同情をしてはいけないらしい。ついてきてしまうから。でも悲しいもんは悲しい。代われることなら代わりたい。自分より生きたいと思っている生き物なんてごまんといる。こいつ本当に暗いことしか考えてないな。暗い女はいい女だって?バカ言ってんじゃないよ。

 

・ライブ

 BLEACHからキタニタツヤにドはまりしてしまい、1月のライブのチケットを申し込んだ。東京は外れてしまったものの、大阪が当選して一安心。東京のほうが行きやすいんだけどまあついでに観光もできるので良し。たまには遠方を旅行するのも悪くない。こんなことでもないと関東圏出ないしな。楽しみ~。大阪過去2回ほど行ってるから周辺行ってもいいな。京都とか行こうかな。あと全然関係ないけど若いうちに沖縄も行きたい。1人旅行は好きだが、最近知らない土地や人の多いところに1人で行くと具合が悪くなることが増えて危機感を感じている。3、40%くらいの確率で吐き気と腹痛を起こす。自由気ままに行動できて最高なんだけどな。歳ですかね。いっちょまえにメンヘラ女みたいなやつ発病しててキショ!どうなろうとおれは1人で旅行にも遠征にも行くぜ。ただライブ後に飯食いながら感想言い合うやつは楽しすぎるので連番は全然やる気あります!やれます!やらせてください!1人でニヤニヤTwitter見るのとは違う楽しさがあるよな~。

 

・時計仕掛けのオレンジ

 アマプラで見た。なんか……よく分かりませんでした……。(正直)まず、字幕がそのまますぎて単語の意味が全然分からなかった。「イン・アウト」がセックスの意だって理解できたの後半だし。いちいちググるのも面倒だったのでなんとなくの検討をつけながら見ていたが、見終わった後にいちいちググりながら見ても良かったなと少し後悔。しょっぱなから卑猥なオブジェがいっぱい出てきたかと思えば当たり前のようにおっぱいちんこまんこがもろ出しでウケた。昔の作品だもんな。内容は勧善懲悪、因果応報、なんかそんな感じだなあと思って見ていたがどうもそれだけではない終わり方だった。が、何が言いたかったのかはよく分からない。そういう時はこれ、インターネット~(ピコピコピコ~ン)。他人の考察を読みます。そしてなんとなく分かった気になります。現代人のキショいところ出てますね。正直思うところがないこともないが、消化不良で終わるより全然いい。自力で消化できないものは他人の力を借りるのだ。勉強も同じ、分からない問題を理解するためには答えを見るしかない。ただそれが作品の場合公式が真意を明言していることは少なくて、マニアが勝手に言っている言説が「答え」として扱われているからなんかモニョモニョしちゃうんですよね。受け手に委ねている分考察や感想に間違いは1つもないと分ってはいるものの、自己解釈すらできない学のなさや想像力のなさを直視しなければならないのが……その……結構キツくて……。難解な作品ばかり気になって見てしまうのも悪いんですが。なんならドグラ・マグラのほうが考察捗った。

 兎にも角にも気になっていた映画が1本見れたのは良かった。アマプラ月額分も全然使えてないから見ないと損ですよね。

2023/06/17

conscious expansion

 

・温泉

 久しぶり。って書くのも久しぶりか。今回は何日ぶりなんだろう。PCを最後につけたのも覚えてない。更新を義務にしてるわけではないものの、唯一の長文を書く手段なのでできるだけ高い頻度で書けたらなあと思っているんですよね。思っては、いる。少し前から会う人会う人に「日記読んでます」と声をかけていただけてかなり嬉しい。こんな更新頻度だけど。ありがとうね。

閑話休題

 更新しない間いろんなことあったけど一応日記だから最近のこと書くか。昨日久々の平日休みで外出意欲が高まったので温泉に行ってきた。いやどちらかというと銭湯か。住んでる県が温泉大国で風呂のある施設はほぼほぼ温泉なんすよ。すみませんねへっへっへ。初めて行くところだったが結構よかった。まあまあ広くて、風呂の種類が豊富で、何より湯の温度が高すぎない。good... 今回のセトリを置いておきます。

 

1.ぬる湯

2.気泡風呂

3.露天風呂

4.あつ湯→水風呂→外気浴×3セット

 

 まずぬるめの湯に浸かり心身をリラックスさせる。急に熱い湯に入ると体がびっくりしてしまうので初手は必ず低い温度の湯から入ります。次に気泡風呂、これはあるとテンション上がるよな。気泡に当たりながらブクブクしてる水面見てるだけで楽しいのに、水流で勝手に体が浮いてきてアワワワワ!ってなってさらに楽しい。おいおい~!このままどっかに流されちまうぜワハハ!意地でも流されねえ!てこでも動かん!などと考えながら浸かっている。年齢ですか?今年で26になります。腰痛持ちなので腰のジェットが無かったのが少し残念。次の露天風呂には庭園スペースがあり、紫陽花がきれいに咲いていて非常に良かった。昼間行ったので日焼けしないよう短時間に収めようと思ったが、いい天気と美しい庭と風が吹く度奏でられる木々のざわめきが、もう、たまらん。長風呂決定。生きててよかった(深夜高速)。湯の温度は40~41度くらいでぬる湯より少し温かく、ほかほかになった。ここで満を持して水風呂へ。桶ですくって脚にかける。クッッッッッッッッソ冷たい。こんなのに入るとか正気か?って毎回思う。入るけど。因みにサウナに入らないのはピアスが熱されて火傷になるからであり、別にブームに逆張りしてるわけではない。なんだその疑いの目は。素行が悪いからか。確かに。まあ水圧がかかる分交互浴のほうがサウナより高負荷らしいですけどね。健康を目指す読者諸君は交互浴もサウナもしないほうがいいです。危険だから。何の話だっけ、水風呂か。ギャッとなりながらゆっくり体を沈めていくとだんだん気持ちよくなってくるから不思議。肺の中の空気がスーッと冷たくなる感覚、好き。目をつむると水の音がオーケストラのように脳内に響いてくる。これがたまらん。足が冷やされすぎて真っ白になってきたところで露天風呂に併設されているベンチに腰掛け、また目をつむる。外の環境音と濡れた体をなでる風がたまらなく心地いい。このときに感じる風が人生で一番好き。しばらく休憩してまた露天風呂に入る。すると珍しく40代くらいの先客に話しかけられた。

「気持ちいいね~」

そっすね~

「ここはよく来るの?」

いや、初めてで……

「そうなんだ、何で知ったの?」

めちゃくちゃ話しかけてくるなこの人……と思いつつ、その場限りのコミュニケーションは嫌いじゃないのでこちらからも質問したり。こういうのってコロナで失われたもののひとつだよな~復活してきてなんか嬉しいな~なんて思いながら会話を続け、和やかな雰囲気の中彼女が発した一言

 

「ねえ、美容や健康に興味ある?実はネットワークの仕事をやってるんだけど……」

 

ネットワークビジネスの勧誘だった。

幸いしつこい勧誘はなく、興味ないっすね~と答えたらすぐ引き下がってくれたので良かったが、なにぶん初めての経験だったので、小生不覚にも少しワクワクしてしまいました。うわさに聞くアレって実在するんですね。詳しい話聞けばよかった。いやダメか。これが宗教の話だったらレスバしたかもしれん。気まずくなったので、ではお先に……とそそくさと内湯に移動し、前日から電マ並みに高速でピクピクするまぶたを真剣にマッサージしてたらいなくなってた。ありがとうお姉さん、私の初めてをもらってくれて……。その後は水風呂とあつ湯を往復し、体を流して出た。気分が良かったので帰りに回転寿司でドカ食いした。いい1日だった。

 

・SIX HACK

 追い続けているテレ東の怪しい深夜番組が「答え合わせ」の動画を出した。ビジネス番組の皮を被った不気味な内容で、毎週木曜に全6回の予定だったが4回目の放送が急遽取りやめになり、その翌週youtubeで出した動画がそれだ。3回までの不気味な内容がどういうわけで作られたかを説明する内容だった。

 ま~面白すぎる。制作メンバーが大森時生、ダ・ヴィンチ・恐山、Franz K Endoという自分の好きなクリエイター詰め合わせセットみたいな番組で、まあ面白くないわけがない。統合失調症の語る陰謀論ってテレビで触れるのは今までタブーだったと思う。まあだからこの回はネット限定配信だったと思うんだけど。最後は大森時生の独断のように演出されていたが、再現ドラマなどかなり凝っていたので最初からそういう構成だったんだろうな。となると4回の放送休止も予定調和のはず。動画を見た直後のフレッシュな感想がTwitterにあるのでご覧ください。

これはないだろうというかできれば当たってほしくない考察なんですけど、大森さんが「大森時生」として帰ってこないんじゃないかって思うんですよね。こんなメタをやっておいて、自身のSNSの更新も止めて、どう戻ってくるんだろうって。名前を変えたりして全くの別人として活動するとか……いや流石にないよな。売れっ子なのに今までのキャリアを更地にするわけがない。最近有名になった「近畿地方の~」の作者さんも同じようなことやったけど普通にTwitterで本の告知してるもんな。なんでもないです。なんせ「考察好きのSNS連中」なもんで。

 ホラーコンテンツ、どんどん新しい形態が生み出されて嬉しい。話は少し変わるが梨さんの作品とかフェイクドキュメンタリーQのような「明確な答えのないホラー」も新しいですよね。従来の怪談話は、明確にお化けが登場して、怖い出来事があって、最後に「後々聞いた話によると、ここで自殺した人がいて……」のような答え合わせがあって聞き手はすっきりして終わるっていうのが定石だった。それをあえて無くしヒントを限りなく減らすことで限りなく不気味になり、考察をきっかけにSNSで話題になるという。インターネットの有象無象、考察というものが好きすぎる。供給が各所からコンスタントにあって本当にありがたい。ホラー作家の皆さん全員長生きしてほしい(なんか幸薄そうだから)。

 

・虫

 虫が大量発生する季節になりましたね。職場でめちゃめちゃ見るようになった。苦手な人が多くて出るとそのたび大騒ぎ。自分はかなり平気な方でむしろサソリ食ったりセミ食ったりしてる人間なのだが、職場で「私平気です!殺れます!」と宣言するのがどうも恥ずかしくてできない。なんか異端アピみたいじゃないですか?辛い物も同様で、ココイチの7辛までは食べたことあるし、辛辛魚やプルダック炒め麺を好んで食しているのに職場のような親密度の低い人間がいる場では発言できない。いやわかってるんですよ。別に周りはそんなの気にしてないって。でもなんか、こう、おれの自我が恥ずかしいって言ってて……。中学生の頃なら嬉々としてアピールしたのに。あれだ、逆張り逆張りをし始めている節があるな。もう何が表で何が裏なのか分からないよ。一生こういうつまらない自我を引っ提げて生きていくんだろうか。僕は嫌だ!(欅坂)将来は近所の子供を「少年」と呼ぶダメ人間風お姉さんを経て硬派でいかついハードボイルド婆になるんだから。堂々と虫と辛い物を食え、それが今のお前にできることだ。

2023/05/04

・久しぶり

 ヨッ久しぶり。1ヵ月くらい更新してなかった。その間何をしていたかというとですね

 

 

 

 

 

 

な~んにもしてなかった。

 

ええ。な~んにも。いろんなことへのやる気と情熱が急になくなってしまい、寝て起きて仕事してインターネット見て寝る毎日を過ごしていた。前はあれだけやれ作曲がしたいだのインプットを増やしたいだの文章書きたいだの騒いでいたというのに。いや、なんか最近急に心が穏やかになったんだよね。自分の場合何かを表現したい!って思うときって絶望とか焦りを感じていることが多い。マイナス感情が原動力になってる。だから今みたいに落ち着いているときは何もやる気にならない。まあ落ち着いてるとはいったものの、生来の自己肯定感の低さに付随する苦しみはなくなってはいませんが。希死念慮は20年来の友だからよ。今更どうにもなんねえってこった。

 でも穏やかな心のおかげが料理とか散歩とか健全な方向に興味がいくようになって、それはよかったなと思う。穏やかな時以外は死と破滅のことしか考えられない。せっかく連休だしゆっくり映画とか見たいね。因みに今日は気になってた漫画を最新話まで一気読みした。推しの子。アニメやってるしそっち見ようかなとも思っていたんですが、どうせ続き気になって漫画読むだろうと思って。登場人物全員狂っててワロタね。実際芸能界やっていける人間ってどっかおかしいんだろうな。ルビーちゃんの狂い具合が一番好き。ああいう底抜けに明るい溌溂とした子が見せる狂いと闇、たまんね~のよ。小生昔から闇抱えた明るいキャラ、すこで……。回を追うごとにどんどん真相に迫ってきててワクワクしますね。最後は映画「キャラクター」みたいに犯人が接触してくると予想。今後に期待。

 ジャンプラといえば他にもチェンソーマン、正反対な僕と君、ラーメン赤猫、姫様拷問の時間です、マリッジトキシン、このへんを読んでる。ミーハーかい。評価された作品しか見ない人間みたいでキモい。好みの作品を「掘る」作業をめんどくさがっている。手っ取り早く名作だけを摂取したいという最近のオタクにありがちなクソムーブをやっている自覚がある。でも評価されてるものって実際面白いからな。だから自分はこのGWで怪獣8号を読む。ミーハーとかそんなん気にしてんの本人だけだからよ。

 

・世界について

 友人が「意識」についての見解をブログに書いていていいな~と思ったので自分も書いてみたいと思う。意識というより世界の解釈みたいなもんだけど。気になった言葉があれば適宜ググってほしい。

 まず、大前提として私は水槽の脳仮説信者である。水槽の脳仮説というのは、どこぞの学者が提唱した「我々が見ている世界は培養液の中の水槽の脳がみている夢なのではないか」という説。同じようなものに世界シミュレーション仮説、世界5分前仮説、デーモン仮説なんかが挙げられる。有名な哲学者の言葉に「我思う、故に我あり」という言葉があるが、「自分は自分の意識があるから自らの意志で動いていると分るが、それ以外の世界のすべては仮想の存在かもしれない」、そう思って日々を過ごしている。この水槽の脳に関する思想はちょっと哲学をかじったオタク君が傾倒することで有名なのだが、何故逆張り大好きな私がどっぷり信仰に浸っているかというと、かれこれ14年の付き合いになる持病が関係している。「離人症」という病名に聞き覚えはあるだろうか?自分のTwitterを見ている人なら知っているかもしれないが、世界に現実感が感じられなくなる脳あるいは精神の病気だ。これのせいでこの世界が現実だということが14年間ずっと受け入れられないでいる。だってこんなに感覚が遠いから。ただそれだけ。ずっと世界って嘘っぽいな~って思って生きてきた。知覚できる範囲だけが世界。死後の世界もないと思っている。死んだら自分の意識が終わる=世界が終わる。そこにあるのはただひたすらな無。神話は人が作り出したものだし、神もいない。でも神道と神社は超好き。なんでかは分からん。我ながら矛盾してると思う。その考えもいいね~くらいの感じで触れてる。

 水槽の脳信者なのになんで苦痛に耐えて普通の生活をしてるか、についても記しておこう。Quoraというサイトがある。哲学や時事ネタなどなんやら難しい質問について学者先生やその分野のプロが本名のアカウント(全員ではないが)で答えてくれる、ヤフー知恵袋の超上位互換みたいなやつだ。哲学的思考に狂っていたころ、そこで見た水槽の脳関連の質問に回答していた哲学者の言葉が刺さった。

「例え現実じゃなかったとしても、それを言ったところでどうしようもない」

ごもっともである。正論すぎてセイロンティーが入りましてよ。現実じゃなかったとしても確かめようがないので生きていくしかない。確かに現実だろうが非現実だろうが関係ないよな。そう思って毎日生きてます。信者とか書いたけど今はそこまで傾倒してなかった。前言撤回。ライト層エンジョイ勢の信者です。

 なんか書いてて恥ずかしくなってきた。中二病だったらまだいい。25歳のいい大人が本気でトンデモ仮説を信じているのだ。こんなことわざわざ晒けだす必要ないのに。哲学を表層しかかじってない事実も羞恥心に拍車をかけている。ウオオ。助けてくれ。いつまでたっても漏れは漏れのままなんでつね……。