2024/4/18

すわわっ+⌒o⌒+

 

・おばあちゃん

 ちょうど1カ月前大好きな母方のおばあちゃんが亡くなった。亡くなる2日前に病院に面会に行ったら、意思疎通はかろうじてできるけどもう点滴と呼吸器に生かされてるだけの状態になっていて、ガリガリに痩せ細って、口が閉じられなくなっていて、自分の知ってるおばあちゃんの姿とはかけ離れていて。泣くのを必死にこらえて手握りながら「早く元気になって家に帰ろう」なんて叶うはずない約束を持ち掛けることしかできなかった。なんか外が意味分からんくらい土砂降りで、大層おあつらえ向きなこともあるもんですね、と思った。帰りの車内で号泣かましてたら喉から自分とは思えないバカデカい唸りが出てびっくりした。おれってこんな悲痛な叫びが物理的に出るタイプなんだ、みたいな。

 80歳もとうにこえてたししょうがないんだけど、結構ショックで普通に取り乱してしまった。友達のちょっとした死生観のツイートに苛立って泣いたり理不尽にキレたり。体もおかしかった。寝ようとすると涙がぼろぼろ流れてくる。体の中身がうねり、頭が混ぜ返されてぐわんぐわんする。人の死はつらい。誰も死んでほしくない。きっと誰よりも周囲の人間の死を恐れている。シンジくん、死だけはやらんといてくださいよ。おれがしぬまで全員生きててくれ。頼む。

 そんな行き場のない悲しみも葬式が終わったら少し落ち着いた。宗教的儀式が心の整理を手伝ってくれたらしい。この世に宗教があってよかったね。棺蓋を閉める直前おばあちゃんの頬に触ったらひんやり冷たくて、ぶよぶよしていて、ああもうあの手のぬくもりは無いんだな、もう二度と目は開かないんだな、と実感できた。あんまり信じたくないけど人っていつか必ず死ぬらしい。メメントモリじゃないけど、死ぬ前にやりたいこといっぱいやってできるだけハッピーに生きていこうと思った。画面の前のおまえもですよ。

 

・いいんですか

 湿っぽい空気を楽しかった旅行の話でカラカラにするか。最近浜松に行きました。1泊2日、一人旅。ボカクラ(ボーカロイドの曲が流れるクラブイベント)に行くのが目当てだったんですけど、名物を食いまくったり海を見に行ったりしてうっかり普通に観光してしまいました。3回くらい餃子食った。腹ごなしに浜松城行ったら桜が満開だったり。最高の旅行かい。海見に行ったのは遠州海岸ってところ。近くというか海岸行くまでに中田島砂丘っていうのがあって、砂浜が広い砂丘になっててる。景色が素晴らしく綺麗!ただ、思ってた10倍砂丘の面積が広い&丘の傾斜がきつくて体が終わった。ただでさえ砂浜って歩きづらいのに7センチくらいある厚底履いてたらもう、ね、分かるでしょうよ。足首グリングリンよ。青い海、白い砂浜、そして全身黒づくめの足首こんにゃく女。パンプス履いたマダムにも追い越される始末。皆さんはサンダルか裸足で行ってください。それでもね、ゼエハア言いながら上った頂上から見える海、こんな美しいものはない。本当に綺麗だった。すげー感動した。是非行ってほしい。

 目当てのボカクラももちろん楽しかった!会ってみたかった人と会えたり、好きなボカロPの方のDJが見れて握手までしてもらえて。こんなに幸せでいいんですか いいんですか(大好物はね、堅揚げポテトゆず塩レモン) 旅行どんどん行きたいです。金さえあれば。

 

・フン、おもしろくねー男

 やたら変なDMが来るので紹介します。

 

①フェチの男

 体のある部位が偏執的に好きな人からバカクソ長文DMがきた。要約すると「好きです応援してます、そんで俺はこれのフェチなんです、よかったら仲良くしてください」とのこと。どうやら自分の自撮りを見てDMをくれたらしい。典型的なおじさん構文でワア……と思ったがなんか変な人だから面白い話が聞けるかも、一般人を装った変な人好きだしな、と思い返信。まあスパム以外は基本全部返してますけど。何回かやりとりをしたが、インターネット慣れしてない変なテンションのリプ(15年くらい前にモバゲーとかGREEにいたおじさんみたいな感じを想像してほしい)を1日数回送られてきて気が滅入った。おれのTwitterは好きな人だけを集めたドリームランドなので異分子が入り込むとかなりメンタルがやられる。しかも話題がその部位に関する絶望的に面白くないジョーク、会いたい、写真を見せてほしい、の3つで構成されていたので寒気がして返信をやめた。こちらから近づくような素振りを見せたのに勝手に切ってすみません。金払って女にその部位いじらせてもらう話は面白かったです。

 最初おれのツイートが好きみたいなことも書かれてたから少し嬉しかったけど、結局性欲の対象でしかなかったのだ。日常会話のふりをしても、それは仲良くなって会って己の欲を満たすための疑似餌にすぎない。そりゃそうだよな。そうじゃなきゃこちらの淡白な返信に毎度ハイテンションで返すなんてことはしない。インターネットの女はエロ売りなんか全くしていなくても常に変な男のストレートな性欲の目を向けられており、その不快感をなんとかやりすごして生きている。今回はまあこちらが返信したのも悪かった。野良猫に餌与えてごめんな。ああいう変な男たち、男に対しては同じ熱量で会話もちかけたりしないんだろうな。いかん、ミソジニーになりそう。

 

②全裸自慰の男

 こいつは同じ変態でもなんか一種の敬意というか、手放しでお前すげーな!って言いたくなる。全裸で自慰をする動画を急に送りつけてきた男がいた。しかも顔がしっかり映っている!すごくね!?顔出しだぜ!?マスクも無しだぜ!?いくらDMとはいえリスクを鑑みなさすぎている。訳を聞くと、ドМで一般人に罵られるのが好きらしい。見た目が若かったので歳を聞くと大学生とのこと。SMバーを勧めておいた。

 最近海外で議員のハードなマニア動画が見つかり、あまりのハードさにフェイクニュースかと思われたが本人が自分であることを認め、その上マゾで国民から罵られたい欲求があると公表したニュースが話題になった。まさにそれじゃん。ここまでくると捨て身加減にあっぱれと言いたくなる。やってることは最低なんだけど。今DM見返してみたらアカウント凍結してました。それはそう。

 

③シンプル陰茎男

 シンプルに陰茎の写真を送りつけてくる男。インターネットに自分の写真をあげている女なら経験がある人も多いと思う。おれは既に20人は見てる。ギャー!とはならないまでも、こういうことをする人が自分のSNSに湧くことが嫌だ。当たり前だがキショいし面白くない。絶対実生活でも本当に面白くないスベり方してる。いやスベるという経験すらないほど人と関わらない生活をしているかもしれない。また来たか~と思いつつ、リスクとか考えたことないんですか?何があなたをそこまで駆り立てるんですか?と聞いてみたら「晒せるもんなら晒してみろや笑」と返事が来て、急にどうしたんですか!?と返したらそこから音沙汰無し。マジで何だったんだ。日々どんな生活をしてどんなこと考えてたらそうなるんだお前らは。その心理の正体はなんなのか教えてくれよ。

 

以上です。

 

・こだわり

 お菓子の小袋とかパック寿司の醤油の袋とか、ああいうものを開けるとき絶対に切り離したくないというこだわりがある。ゴミが2個になるから。幼いころからずっとそう。例えそのあと本来切り離す側が汁でビタビタになったとしても切り離さない。カップ麺の蓋も容器捨てるまでついたまま。同じ人っているんだろうか。そもそも細かいものが嫌い。できるだけ大きくまとまっていてほしい。

 

・メモ

 日記のメモ見たら「到着という動作がきつい。待ち合わせもきつい」とあった。コイツ人生生きづらそう。

2024/2/12

ひとりィ……ごつ……

 

・悲しい色やね

 デ~カいヘルペスができました。デカいというか範囲が広い。苦手な方いたらすみません。嘘、ざまあみろ。←これも嘘 こんなに派手にできたこと1回もなかったからビビった。ヘルペス用の薬とか持ってないしな……取り敢えず市販の顔にも塗れるかゆみ止め塗って様子見。今はこの写真の頃よりはかなり落ち着いて、瘡蓋が自然に剝がれたら赤みも引くだろうしそっとしておきましょうと思ってたのも束の間一昨日ゆっくり湯船に浸かったら全部ふやけて剥がれた。は?(猫ミーム)経験ある方多いと思うんですけど瘡蓋ってまだ中が未熟(未熟?)なうちに剥がすと痕が残るじゃないですか。それが嫌でそっとしておこうとしてたんですが。今ね、し~っかり赤い。悲しい。悲しい色やね。肌の赤みってさ。いや元々ニキビでもできようもんなら潰さずにはいられないタチだから歴代デカニキビの跡地にはしっかり存在した証が刻まれてんだけどね。さすがにこの広範囲はちょっとね。凹むわな。多少は。まあ完全に平地になったら化粧で隠れるしいいでしょう。信じようぜ、己の代謝を。

 

・世紀の大発明

 家、汚いんすよ。実家にいたころから片付けも掃除もあまりしたことがない。必要性を感じないから。来客があるときは必要性感じるのでやる。散らかそうとしているわけじゃないのになんで散らかるんだろ~?とずっと不思議に思っていたんですが、最近分かりました。散らかる理由。ゴミをゴミ箱に入れる習慣がないんですよ。お菓子食べて、食べ終わった袋をそのまま机に放置するとか。料理で使ったラップ丸めてそのへん置いたままとか。しかも夫婦揃ってそれ。例え近くにゴミ箱があったとしても。結局溢れる前には捨てるけど、邪魔にならなければずっとある。歯磨き粉のシュリンクが洗面台に1カ月置いてあったり。だからゴミをすぐゴミ箱に捨てれば部屋にゴミがなくなるはず!これは発明ですよ!

あれ、

もしかしておれ当たり前のこと言ってますか?

みんなもう気付いてた?

……そっか

ごめんね、なんか

この後バイトあんだっけ?

頑張って、うん

いや、大丈夫

おれもすぐ帰るし

うん、ありがと

じゃ、また、うん

 

・愛い奴

 職場にち~こい蜘蛛いた!蜘蛛だいすき!極寒の職場で見れるの嬉しい。家に出る虫は言語道断で即殺すが蜘蛛だけは殺さないで逃がす。好きだから。足が長いやつよりちっちゃくてむっくりしたフォルムのやつが好きだな。デカい蜘蛛も嫌いじゃないけどなんか毒ありそうだし噛みそうだから触れない。無害な種類なら手に乗せたい。そういえば一時期自宅のトイレに出てしばらく共同生活送ってた蜘蛛いたな。知らぬ間にいなくなってしまった。どこかで生きてるといいのだけれど。

 

・トイレ

 個室がいくつかあるトイレに入るとき、いつも入り口から一番近いところを選んでいることに気付いた。だからなんだって話なんですけど。

 

・割合

 金曜、ピクニックに行った。お弁当を作って持っていって公園の東屋で食べた。卵焼きと肉炒めとブロッコリーのシンプルなお弁当だったけど、外で食べるとおいしいね。平日の昼間という時間帯と残雪の影響で全然人がいなくて静かに過ごせた。子どもたちの声で賑やかな公園も好きだけど!本当はしばらく日光浴しながらボーっとしたかったが寒すぎてちょっとだけ歩いたり遊具に乗ったらすぐ車乗った。山梨の冬、寒すぎ。もう少し温かくなったら草花を観察するなどしながら公園を散歩したいね。

 最近は昼間のこういう素朴なアクティビティへのモチベが高い。精神が安定している証拠だ。ソウルジェムが濁ってくると行くあてのない夜遊び(とは言っても1人でふらっと飲みに行く程度)がしたくなる。やたらオールの1人飲みが増えたら気持ちが落ちている時期なんだなと思ってもらえれば。安定しててもしてなくても1人が好きなんだなあ。1人じゃないとできない楽しみ方がある。単純に楽だし。自分という人間をうまく運用していくには人との時間と1人の時間の割合が大事。とはいえ人と過ごす時間も大好き。複数人との飲み会も好きだし気の合う友達と遊ぶのも好き。割合なんだよなマジで。何事もそうですが。

 

・本に貴賤はない(かもしれない)

 ピクニックの帰りに図書館に行きました。ここに引っ越してきて5年以上経つけど、最近初めて市内の図書館に行ったんだよね。1冊読みかけで気になってたので2回目の訪問。借りると返し忘れそう&「返しに行かなきゃ」のプレッシャーで他のことが手につかなくなりそうだから借りなかった。多分今後もしないと思う。読んだ本については後述します。

 ずっと読書といえば小説ばかりだった。よく大人が読んでる自己啓発本みたいなやつは意識高い系に見られたくないという自我から読もうと思えなかった(読んでる人は気を悪くしないでください)から。でも最近はいろんなジャンルを読んでみたいと思っております!視野広げたい!人生は勉強や!いや嘘!おれにとっての読書は娯楽のひとつに過ぎないから!アニメ見るのと一緒!楽しめるものの幅を広げようと思っただけ!低俗!昨日友達と読書の話になって、その友達はどうせ時間を使って読むなら身になる実用的な本、それこそ自己啓発とかを読みたいと思っているらしく、小説などはほぼ読まないと言っていた。かっこよすぎる。皮肉じゃないからねこれ。彼は自分のことを打算的でズルいみたいなふうに言っていたけど、おれだって読書や映画鑑賞をアウトプットのためのインプットだと思ってる節がある。これについては何回かこのブログで書いているので詳細は省略。100%純粋な気持ちで楽しんではいない。実際には何も生み出せていない自分より、今後の生活に役立つであろう本を読んでいるほうが地に足がついていてかっこいい。

 結局何よんでもい~のよね。職業に貴賤が無いように、本に貴賤はない。いやあるかも。クソカスの本が存在するかもしれない。適当こくのは良くない。

 

・見たもの

今回の見たものコーナー

 

〇恐怖の正体/春日武彦

 本。上で書いた、図書館で読んだ本がこれ。精神科医である著者が様々な観点から恐怖とはなんなのかを考察した1冊。って書くと難しそうに見えるけど、小難しい医学的な話はほとんどなくて、怖いものが好きで博識なおじさんが恐怖症やホラー、グロなどいろんなジャンルの怖さについて持論を述べている感じ。読みやすかった。映画や小説が例としてたくさん出てきて文章の引用も多い。相当の「怖いもの好き」なんだと思う。多分ホラー映画とかめっちゃ見てるんだろうな。自分もホラーが大好きなんだけど、そもそも恐怖とはなんなのかっていうのは考えたことがなかった。言われてみれば確かに怖いってなんなんだろう……と気になって読んでみたわけですが。勉強になったというより単純に文章が面白かったね。

 

〇狂覗

 映画。サスペンスに分類されると思う。上記の本で紹介されていて、アマプラにあったので見てみた。こういうじめっとした邦画だ~いすき。売れてる俳優は出てこないし、普段映画館で見るような映画よりチープで個人製作感するんだけど、内容がとにかくじめじめしてて良い!主人公が教室に呼ばれたところから「ん?」ってなって、そこから転がるようにどんどん明らかになっていく各登場人物の狂気、天晴れすぎる。暗い話が好きな人にぜひ見てほしい。これのアマプラの関連作品も面白そうだったな。こういう映画もっと見たい。

 

~見たものコーナー終了~

 

・すごいもの見た

 田舎に住んでるんですけど。近所の道といえば通学中の学生と手押し車の老人と犬の散歩くらいしかいないわけですよ。なんだけどね。この前すごいもの見て。高校生カップルがす~んごい濃厚に見つめあってんの。道端で。隣り合ってじゃないよ。真正面向き合って。男は道側を向いて神社の前の段差にちょっと腰掛けて、女は男の膝に座るような感じ。もうキス寸前なの。ちょっと口開きかけてて目もちょっと伏してるっていうか、とにかくキス寸前なわけ。ふざけてる感じとか全然ないの。田舎の道端よ。ちょっと神社の中行けば人目に付きづらい場所なんていくらでもあるのによ。おばちゃんびっくりしちゃって。終電近い渋谷駅の改札前かて。しかも会社員の退勤の時間帯でまあまあ車通るのよ。対向車線の車1台1台に教えてあげようかと思ったわ。向こうから歩いてくる中学生2人組もあの後見たのかな。最近の子ってすごいのね(クソデカ主語)。つまらない田舎の風景にいきなり異分子が発生して脳が困惑した。家ついてもひとりでソワソワしてた。

 悪いとは言いません全然。でもできればもうちょっと奥の方でやってください。ソワソワしゃうから。頼みますよ。田舎には刺激が強すぎる。

2024/2/2

クロバット

 

・見たものとか

 数日間twitterを見ないようにしていた。インターネットの嫌なところを見すぎて精神的にかなりやられてしまい、これ以上不特定多数の不穏を目にするのは危険だと判断した。こういうのってアレルギーみたいなもので、アレルゲンが蓄積してある日突然発症するんだと思う。インターネットの毒を摂取しすぎたのだ。特におすすめタブ、あれはダメだね。フォローしているユーザーの数時間前のツイートを見れるのはありがたいが知らんユーザーのチクチクがあまりに多すぎる。育児、障害、政治、有名人の死、そういうものに関するマイナスの意見が流れてきすぎ。もっとパピ4とかアルマニとか伝説の嘔吐バトルとかそういう感じでいい。でもフォローしてない奴のツイートって新鮮でつい見たくなっちゃうんだよな~。その結果がこれなんですが。

 普段スマホを見てる時間の大半がTwitterだったので、せっかくだからこの空いた時間でいろいろ見ようと思って映画や本を積極的に見てました。感想とか書いちゃおうかな!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

 

〇ドラッグ・チェイサー

 映画。いろんな組織がドラッグを流通させたり阻止しようとしたりする話。辺鄙な田舎の農家で生産されたブツが何人かの運び屋によって市街地に運ばれていく過程が映像になっているのだが、何故か登場人物の顔の判別がつかず、出てきたのがどういう組織の誰でどんな関係なのかが分からなかった。疲れていたのかもしれない。一応言っとくけど普段はあんまりないですこういうこと。なんかよく分からんうちに死んだり逃げ切ったりして分からんまま終わった。もっと集中して見ておけば良かった。

 運搬を仲介する人間が増えるたびにブツの値段がタコ上がりしているのを見てあ~そうだよね~なんでもそうだよね~と思った。感想これぐらい。カス。

 

ラスベガスをやっつけろ

 映画。こっちは面白かった。ありとあらゆる薬物でハイになって街をぶっ壊しまくるジョニデと映像を楽しむ映画。トリップを視覚化した映像はCGとライティングと激しいカメラワークが駆使されていて、幻想的で面白かった。絨毯の模様が動き出したり仕事仲間の姿が悪魔になって部屋が歪んだり。こういう支離滅裂でめちゃくちゃな映像、好きですね。作中に出てくるゲロがあまりにもゲロなので苦手な方は注意。ゲロ見れないやつはこんな映画見ねーか。確かに。

 大好きなキタニタツヤさんの楽曲「Ghost!?」の歌詞の元ネタらしき台詞が散見されてちょっと嬉しかった。偶然ではあるけど自力で元ネタ見つけられると嬉しいよね。

 

ドグラ・マグラ

 CGアニメ映画。小説は読了済。アマプラでたまたま見つけたので興味本位で見た。開始直後にガンダムみたいな宇宙の映像が流れて面食らったが話は概ね小説の内容通りだった。舞台が宇宙なのは新解釈ってことで。話はいいんだけどね、CGの質感、これSIRENやないかい。どう見てもSIRENやないか。走る動きとかどこ見てんだかよく分からん視線の感じとか、SIRENやないか。ホラーゲームになっちゃってるって。あとフォントが絶望先生やないか。なんかもうそれが気になっちゃって。すみませんね。

 あ~こんな話だったねえ、と思いながら見ていたが、ラスベガスをやっつけろで話に出てきたティモシー・リアリーLSDで体験したのって胎児の夢だったんだな、とふと思った。

 小説のほうは奇書だの読むと気が狂うだの言われてるけどそんなことないよ。盛りすぎ。確かに難解で自分も理解できてない部分多いけど、その意味分からなさとループの構造を考察して楽しむ作品だと思う。

 

 ここまで読んだおまえらの言いたいことは分かるよ。「あまりにも」だろ。見るもののセレクトがあまりにもソレすぎてアレなんだろ。いや自分でも思ってるよ。何なら恥ずかしいよ。でも好きだからさ、そういう作品が。ね。そんで今尿検査でも家宅捜索でもなんも出てこないから安心してよ。中二病なんだよ。笑えよ。続きいくぞ。

 

〇変身/フランツ・カフカ

 短編小説。本当に最悪。めちゃくちゃ気が滅入る。救いがない。優しさもない。読まないほうがいい。久々にkindle開いて、電子書籍って読みながら簡単に辞書引けるのが素晴らしいなと思った。それだけですね。

 

〇よくわからないねじ/宮沢章夫

 エッセイ集。1年くらい前にブックオフジャケ買い(って本でも言う?)した積ん読のひとつ。面白すぎる。ひとことで表すと「考えすぎ」なエッセイだ。一般人が遭遇しても素通りする物事を、そこまで考える?ってところまで想像してツッコミを入れる。でもそれはそこまで深く言及しないにしろ、みんな一度は考えたり疑問に思ったりすることだったりする。ニッチなのに妙に理解できるあるあるネタというか。誰もあえて言葉にするほどでもない話というか。匿名ラジオに近い。おれはこういう生活における無駄な思案が大好き。

 調べたら朝日新聞で連載されていたエッセイを選抜したものらしい。こんな面白いエッセイが新聞に載ってたのかよ。めっちゃ良いじゃん。

 

 インプットをビシバシやると自分の感性や知識が豊かになった気がしていいね。単純に面白いし一石二鳥。続けていきたい。

2024/1/22

ボンジュール鈴木

 

・真実

 先月?先々月?に鼻ピアスを開けた。正確には開けてもらった。プロに。なんの分野にもプロってもんはいるわけで、世の中にはピアスを開けることで飯を食っている人間がいるんですよ。今回開けたのは鼻の真ん中の仕切り(仕切り?)のところで、セプタムと呼ばれる部位。分かりやすい話が牛のピアス。結構人によって好みが分かれる場所で、男ウケ女ウケはすこぶる悪い。まあガチのピアス好きに異性ウケを意識している人間はほとんどいないので……。かく言う自分もね。

 そんでこのセプタム、自分は結構好きなんですけどね。1つ欠点があって。放置してるとめちゃくちゃ臭い。信じられんくらい臭い。ピアスホールって元々臭くなりがちなんだけど、鼻だから臭いがダイレクトに来るのよ。リング状のやつ着けてれば洗顔の時にガシャガシャ洗ってピアス回して中洗えるけど普段はリテーナーっていうコの字型のやつ着けて鼻の穴の中にしまってるからホールの中までは洗えない。外すと着けるのめんどくさいし。でもくっせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~。前使ってたリテーナーを寝てる間にたまたま無くして(多分飲み込んじゃって)違うやつにしたらちょっとマシにはなったんだけどね。同じサージカルステンレスだけどなんかちょっと違うのかな。

 調べたらセプタム臭い!って言ってる人めちゃくちゃいた。分かるなあ。あと耳たぶをラージホール(向こうまで見えるような大きな穴)にしてるとそれも高確率で臭くなる。アウトローな雰囲気が素敵なあのお兄さんも、ダウナーで可憐なあの女の子も、耳にデカい穴があればみんな平等に臭い。知りたくなかった?おれは性格が悪いからこういう真実をみんなに教えることに悦びを感じるんだ。オホホ。

 

・自分語り失礼

 最近こういうツイートをした。これもうちょっと掘り下げて話していい?いいよな?ありがとね^^

 怖い人だと思ってました、と初対面の人に言われることが度々ある。まあ確かにね。頭カラフルでピアスいっぱいでサブカルの格好して化粧濃くて眉毛なかったら確かに怖い見た目かもしれない。クラブでよく叫ぶし。インターネットの文章もキモいし。外見に関しては自分の好きな見た目を目指してカスタマイズした結果なんだけど、自分でも外見と内面の乖離みたいなのは少し感じている。元々繊細で気弱な子どもだった。優等生で、常にクラスメイトや大人の顔色を窺って、些細なことを気にして、すぐ傷ついてアメブロに泣き言をアメ限でつらつら書くような、そういう子ども。大人になって多少強くなりはしたけど根本は変わっていないと思っている。ただ本当は目立ちたがりだったり願望とそれに付随する衝動を抑えられないことが多々あったりそういうところは何も変わらないままここまで来てしまった。結果気弱なのにこういう見た目の人間が出来上がった。

 あと、普段の生活が素朴なのでそこで乖離を感じてるのもある。夜の繁華街の路地にある何をしているのかよく分からない店で働いていたりは全然してなくて、ド田舎の一軒家にお堅い仕事をしている夫と2人で住み、小さな町工場でおばさま方と朝から夕方まで働き、休日はyoutubeを見たり直売所の焼き芋を食べたり夫とイオンに行ったりして、たまにライブやクラブイベントに遊びに行く、みたいな生活。書いてて思ったけどもしかしておれって浮いてますか?嫌だ。浮きたくない。地に足つけたい。怖いとか言われる割に若い女を舐め腐ってるジジイには舐められるし。損しかなくないか?好きだからやめないが。そんでライブやクラブには普段どんなお仕事を……?みたいな派手な見た目の人がたくさんいるので、自分の感覚も麻痺しているのかもしれない。どんな見た目でも小指が無いくらいのレベルじゃないとワア!って思わなくなった。

 ま~いろいろ抜きにしても顔がきついんすよ。顔というか目が。丸顔のアデノイドなのに目がきついせいで冷たい印象を与えている。でもねえ!このきつい目が割と気に入ってましてねえ!ゆるふわかわいい系が好みじゃなくてよかったねえ!いっぱい自分語りしたけど、こんな日記は誰もいない部屋で呟く独り言と同じで、思考の整理のための手段だ。行き場のない感情の捌け口でしかない。いつも言ってるけど読んでくれてありがとね。

 

・もう見た?

 みんなもうフェイクドキュメンタリーQの新作見た?まだ見てない?早く見なさい。過去作見てない人はそっちから見なさい。早くyoutube開いて。ホラ。

 なんかモヤモヤするホラーってさ、良いよな。考察欲が掻き立てられるし、空白が逆に怖くてさ。幽霊もよく分からないから怖いわけで、「分からないもの」に対する恐怖って万人が持ってるじゃん。そこを刺激してくるの、やってくれたなア!?って嬉しくなっちゃう。こういうジャンル最近爆増してるよな。そのうちまた新しい形態の作品が出てきて、また新鮮な恐怖を味わえるのが楽しみ。これからどんなホラーが流行るかな。

 なに、怖いもの苦手?大丈夫だって。最初は怖くて嫌な気持になるかもしれないけど、だんだんそれが欲しくなってくるから。ね。全部フェイクだから(笑)安心して(笑)

 

・クラブ

 土曜、暗い曲が流れるっていうコンセプトのクラブイベントに行った。めちゃくちゃ楽しかった。知り合いいないしまあ身内イベかもなあと思いながら行ったけど演者さんもお客さんも気さくに話しかけてくれて嬉しかった。自分も話しかけに行ける人になろうと思った。ビール3杯くらい入れればいけるんですけどね。そういうのを薬物に頼るのあんまりな~と思ってるのでアルコール無しでもちゃんと喋れる人になりたいね。帰りがけ初対面の女性にめっちゃケツ揉まれて素直に射精です。ありがとうございました。女で良かった。

 流れた曲もね!自分の好きなラインで非常に良かった!この前友達に橋本愛の可愛さについて熱弁したときに大森靖子とか聞くんだ意外だったって言われたけど10代の頃めちゃくそ聞いてたしライブも何回か行った。大森靖子も聞くし、ビリーアイリッシュも舐達麻もmoreruもスピッツも聞く。周り誰も聞いてないバンドも再生数4桁のボカロも聞く。でもこの世にはまだ出会ってない素敵な音楽がいっぱいあるんだろうな。ワクワクすっぞ。

 

・手紙

 キタニくんのライブの感想、無事に手紙にしたため終わりました。あとは出すだけ。ファンレターなんてほとんど書いたことないから緊張した。でもリプライより書きやすかったというか言葉を送るハードルが低かった。どうしてもキモくなっちゃうから誰にも見られたくないし。文体はこのブログと大して変わらず、語り掛ける口調になっただけ。これしか書けませんおれには。でも小説とか書いてみたいんだよな~。高校の頃文芸部で書いた短編小説がコンクールに入賞したというちっちぇ~成功体験をいつまでも引きずっている。今年中になんか1つ書けたらいいな。今作りたいものがいろいろあって嬉しい。やるぞ。

2024/1/14

今日のポピー

 

・2024

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。多分2024年入って初めての更新だと思う。前回書いた親族とのクリスマスパーティーでインフルエンザを貰ってしまいまして、年末年始のほとんどを布団で過ごしておりました。その場にいた親族も全滅。ワロタ。

 いや、すごいね。39度の熱って。体ほっかほっか亭。起き上がるのにも一苦労。発熱のピークに家に1人ぼっちだったのがまた不安でたまらなかった。夜中いつでも救急車呼べるように玄関の鍵開けに行ったもんな。わざわざクッソ重い体引きずって階段下って。近くに住んでる友達が「マジでヤバかったら言って」って連絡くれて、それが本当にありがたかった。隔離期間明けてもまだ咳が出たりなんとなくだるかったりして、結局6日にあった電音部のイベントの前日?前々日?くらいまでは外に行っても大人しくしていた。何も遊べなかった反動でめちゃくちゃ多動してしまった。イベント行く前に中華街で爆食いできたのも良かった。やっぱりおれは1人旅が好き。

マジで食いすぎ。コイツ本当に病み上がりか?

 そんなこんなで無事また新年を迎えることができました。すぐいついつまでに死ぬだの30歳になるまでになんとかを始めるだのやめるだの言いますけど、楽しい1年にできたらと思います。いつも仲良くしてくれてる皆さんありがとう。これからもよろしくね。

 

・悪党の強迫観念

 1月1日にDAW(PCで音楽を作るためのソフト)を買いました。studio oneってやつ。好きなボカロPが使ってるらしいのでこれにした。作曲とか以前に操作が難しい。結構前に少し体験版を触ってはいるのだけれど、その時の操作も完全に忘れておりました。できることが多すぎると動けなくなってしまう。人生みたいだね!本当はギターも欲しいんだけど流石に金がないので無理。というかほかの遊びを優先しすぎている。本気で欲しかったらとっくに何より先に買ってるんだよな。おれの人生は言い訳ばかり。自分に言い訳して安心を得ようと必死になっている。滑稽だな。何かを成して何者かにならなければ自分の存在を肯定できない、という強迫観念に常に追いかけられている割には手を動かす気になれない。卑屈になってきた。「好きだからやる」「やりたいからやる」側になることができたなら、なんて考えるけど、そんなこと考えてないでさっさと行動に移せってハナシ(D.O)。マイペースにやっていきます。

 

・それが一番大事

 大好きなキタニタツヤさんのライブを見た。生で見るのは初めて。まず歌が上手い。そんでセトリ組むのもうまい。ファンの心をいい意味で抉る方法をよく分かっている。ギャンギャンに泣いたし、連番の人も泣いてたし、後ろの人も泣いてた。というよりいろんなところからすすり泣く声が聞こえた。そりゃ「これは僕からあなたへのラブソングです。絶対に死なないと約束してください」なんてMCの後に私が明日死ぬならとクラブアンリアリティ歌われたら泣くでしょ。おれは結構なんのライブでも心が動いたらすぐ泣いちゃうんですけど、終演後も今思い出しても泣くライブはあんまり無いと思う。自分という人間はいつだって音楽とインターネットに救われてきたんだよな。

 本当はライブレポみたいなものを書こうと思ってたけど、この溢れる感謝の気持ちを伝えたいのはおまえらではなくキタニくんだなと思ったので本人に感想書いて送ろうかなと思ってます。今日下書きをスマホのメモに書いてみたら思ったより自分語りが多くてマジで最悪だった。コイツはいつも他人を見てるフリしてその先に透けてる自分のことばかり見ている。もし送れなかったらブログ用の文体に直して書くかもしれません。伝えたいのはおまえらじゃないとか言ってすんませんした。読んでくれるおまえらのことだってバチクソ大切で大好きです。そこは間違えないでほしいです。

 実は年末にFC会員になったので5月の武道館に行けることが確定している。ファンが救われた分の恩返しをするには活動に金を払ってリアクションを返すほかない。まあライブ行ったりグッズ買ったりするときにそんなことは全く考えていなくて、ただ好きな人の歌を聞きたいとか娯楽を享受したいみたいな、そういう一心でやってますけどね。人のためにやってあげてるとか思い始めたらもう終わり。ファン活動に限らず、普段の人間関係でもね。自分がしたいからする、リターンを求めない、それが一番大事(大事MANブラザーズバンド)。ブーメランでワロタ。自戒。これからも好きなものを好きなように追いかけていきたいと思います。おまえらのことも好きなので追いかけます。地の果てまで。覚悟しろ。

2023/12/24

メリークリスマス

 

ヨッ久しぶり。全然書いてなかったしたまにはブログを更新しますか~。ネタがいっぱいあるので、今回はいつもの小見出し形式ではなく箇条書きにします。

 

・泥酔しました。26歳。土曜の真っ昼間。クラブイベントで。量自体はそんなに飲んでないんだけど。コンディションが良くなかったね。前日も飲酒してたのに夜から当日の夕方までアルコール以外の水分をほとんどとっていなかったこと、空きっ腹にショットを入れたこと、シンプルに胃腸の具合がいまいちだったことなどが要因だと思います。そんで一番はそんな状態で飲んだおれの甘さ。恥ずかしいよ。この歳になってトイレで立てなくなって友達に服着せてもらって男におんぶされて帰るなんて。あまりの醜態に、友達に「あんたいくつ!?同い年でしょ!?」と正論パンチを食らい、その通りすぎる!と思うのと同時に正論パンチしてくれる友達がいて良かったなあとも思った。夫がいなかったら帰れなかった。猛省。ここにきて自制心がゆるゆるになっている。数か月前にも泥酔してクラブの箱を転げ回り目の上に青痣をこさえた。来年は1日1~2杯にとどめます。

 

・↑の翌日、つまり今日は義親族の法事と幼い姪と甥のためのクリスマスパーティーがあった。朝6時頃までゲロを吐きまくっていたのでどうなることかと思ったが、両方無事完遂。義親族の皆様は青い頭の女に面食らったことだろう。結婚式や法事で会うことは何回かあったが一番派手な状態で金髪程度だったはずなので驚かれるかと思いきや誰にも1ミリも触れられず逆にソワソワした。まあ容姿の話って本人には言えないよな。帰宅後ご家庭で話題になっていることでしょう。悪いこと以外なら人の記憶に残るのは歓迎だ。そんでクリスマスパーティーもチキンやピザ、マヨネーズたっぷりのマカロニサラダといった油ものを二日酔いの胃に限界まで詰め込み、姪と甥にそれぞれプレゼントを渡して、帰宅。ローストビーフに添えてあったパセリが一番うまかった。今夜彼らのもとにはサンタクロースがやってきて、素敵なプレゼントを枕元に置いていくことだろう。そういえば子どものころ一度だけサンタさんが来て、長靴を模した箱にお菓子がたくさん入ったプレゼントをくれたことがあった。数年後親からネタバレされたけれど。サンタさんが来るかどうかって、いい子にしてたとかしてないとかそういう話じゃなくって、家庭環境に依存するんだなと思った。なんか。

 

・先週友達と横浜に行った。桜木町駅から赤レンガへ。ただでさえ夜景が美しい横浜の街にイルミネーションが加わってすごく綺麗だった。陰キャだけどクリスマスのキラキラした雰囲気、正直かなり好きだ。出店のホットワインを飲みながら、普通こういうの光をバックにするもんだよな~と思いつつイルミネーションの灯りで顔照らして自撮りした。「盛れる」の前には風情など存在しない。赤レンガの中にあったアジア雑貨のお店でナザールボンジュウの飾りやアクセサリーがたくさん売っていて、そのデザインに一目惚れ。友達に教えてもらって初めて存在を知ったけどすごく刺さる見た目だった。元々世界の神話や宗教的な風習が好きだし、何より青と目玉のモチーフが素敵。結局買わなかったけどいつか欲しいな。

 

・いついつ死にますとかそういうことではないんだけど、漠然とそろそろ死ぬんだろうな~と思っている。来年のいついつあれしましょう、みたいな話題を耳にするとおれそのときまで生きてないんだよな、と思う。が、それせかの3月のライブ行くつもりだし、キタニの5月のライブのチケットも応募しようとしてる。こうやってきっとずるずる1年10年20年と生きていくんだろうな。今現在の憂鬱なんて忘れて、新しい憂鬱にまとわりつかれながら老いて死ぬまでずっと。生きるには苦しすぎるが死ぬには面白いものが多すぎるんだよな世界。今はとにかく一番の悩みから解放されたいというのと、何者にもなれない系の思想を捨てたい。こういう思想って何もクリエイティブしてない奴は持つべきじゃないから。普通に会社員やって、好きな音楽聞いてアニメ見てライブ行ってクラブで遊べばいいじゃん。良い人生だと思うよ。って自分に必死に言い聞かせてる。お前も同じ思想持ってたら早く捨てたほうがいいぞ。

 

・キタニといえば、ついさっき公式FCに加入した。存在しない記憶によると彼は古くからの友人らしいので友達のファンクラブ入るなんて変な感じ~と思ってる。いや、嘘です。その辺の分別はちゃんとついてます。でもほら、糖質患者って辻褄の合わないことでも思い込んだら本人の中では矛盾してないから。ね。人間そういうこともあるじゃない。先日彼の楽曲「化け猫」のMVのイラスト風の髪色にしてコスプレチックな自撮りをとってインスタのストーリーに本人メンションして上げたんですが普通に見られることはなかったです。そりゃそうだ。たくさんのファンから毎日なんらかの反応をもらっているはずで、その膨大な通知の中のひとつにしか過ぎない。それでもワンチャンを狙った自意識が恥ずかしい。フォロワーに高校の同級生もいるんですよ!そんで紫にしたはずの頭は数回のシャンプーですっかり青になってしまった。なんでやねん。ヘアカラーの色落ちって普通色が薄くなるとかじゃないんけ。今でも青が棲んでいるってか?やかましいわ。

 

・皆さん年末年始のご予定はお決まりですか。私はおせちを大量生産し爆食いする予定です。おせち作りも今年でもう4年目らしい。いつも趣味に付き合って食べてくれる友人と親族のみなさんありがとう。この日記も年内にあと1回くらい更新したいね。おれのことなんで何だかんだ言ってしないかもしれないからよいお年を、と言っておきます。来年ぽまいらにたくさんの幸福が訪れますように。

2023/10/15

 

 

 「おじいちゃん、死んじゃった。」

自宅のトイレでうんこしながらTwitterを見ていた自分のもとに入った父方の祖父の訃報。姉からの電話だった。よりによって今!?うんこしてんだけど!?実家の母曰く、体調が急に悪くなり、毎日自宅から通っていたデイサービス施設から宿泊のできる施設へ移る手続きをした当日の出来事だったという。今月中には、という話だったらしいが、みるみるうちに悪化し、ころりと亡くなってしまった。親族の誰も死に目に会えなかった。亡くなる前々日までいつも通りに朝飯を食べてデイサービスの迎えの車に乗り込んでいったという。後期高齢者ではあるが、認知症以外はずっと健康で、本当に、急な出来事だった。おじいちゃん呑気にうんこしててごめん。

 葬儀は、通夜と告別式の両日近所の寺で執り行われた。セレモニーホールではなく。どうやら理由があるらしく、生前石積みの職人をしていた祖父がウン十年前にこの寺の修繕を一部担っていて、深い関係があるので……とのこと。修繕のために近所が発足した組織では「副総代長」なんて仰々しいポジションだったらしい。お坊さんの話で初めて知った。檀家なのでもちろん法事のたびにお世話にはなっているが、そんな深い関わりがあったとは。自分の名前の候補にこの寺の名前から一字もらうものがあったらしいことも納得できる。かっこいい名前なので是非そっちにしてほしかった。祖母の反対でしなかったらしい。残念。この寺、昔から馴染みがあるというのもあり、2日間とても居心地がよかった。中で座っていると心がスッと落ち着く。そしてお坊さんの読経の声が素晴らしく良い。参列した親族にも大好評だった。正直ここの墓に入りたいな~とちょっと思ってしまった。結婚したから無理だけど。もし80とかまで生きたらそのお坊さん先に亡くなってるだろうし。

 祖父は、無口な人だった。実家を出るまで同居していたのに、ほとんど話したことがない。「外面はいいが家では無口」、これは実家親族の男の特徴。加えていわゆる「昔の人」であり、身の回りのことは祖母が全てやっていて、それが当たり前だと思っていたのだろう。孫の相手も祖母の仕事の範疇だった。遊んでもらった記憶も、小遣いをくれた記憶もない。くれたものといえば、冬休み明けにクラスメイトが話しているのを遥かに下回る金額のお年玉とパチンコの景品くらいのもの。当然懐かない。火葬前の最期の別れの時間にもなんと言葉をかけていいのか分からなかった。無言で手を合わせて、それだけ。それでもまあ、泣いた。涙もろいのは父親譲り、そして祖母の葬儀中ず~っと爆泣きしていた祖父譲りでもある。よっぽど恨んでいない限り、それが誰であろうと人の死は悲しい。そんで母が「私たち、頑張ったよね?」なんて言うもんだからもっと泣けてきた。そう、私たちは頑張った。パチンコで借金を作って母の財布から金を盗る父、そのたびに起こる夫婦喧嘩、泣き叫ぶ母の声、それを庇う姉、荷物をまとめて実家に帰ろうとする母を呆れた顔で見ている祖父母。そんな家庭で生きてきた。それなのに母は、認知症で要介護認定のステージがどんどん上がっていく祖父と、相変わらずパチンコで借金をこさえる父と同居していた。まあ祖父は体は健康だったので介護の必要はなかったものの、苦労は多かっただろう。自分も家庭環境のせいで苦しんだことが多々あった。その後遺症は私にも、そしておそらく母にも姉にも何かしらの悪影響を及ぼしている。でも人のせいにしてもしょうがない。不幸にも生まれてしまったので。自分で幸福を掴み取るしかないのである。

 「自分を大切にすることは先祖を大切にすることと同義」とは、前述の声の良いお坊さんの言葉。正直自分のことも先祖のことも大切にしたいとは思えないような人生だった。ただ、大好きな母がいつか先祖と呼ばれる日が来ることを考えると、自分を大切にして幸福にしてあげることが母の幸せになるんだよな。何度も死のうとしたし今でも思ってるけど、どんなに苦しい思いをしても自分が幸福になるための選択をしていかなきゃいけないなあ、と思った。この気持ちがずっと続けばいいけどなかなかね。死にたがりの君なら分かってくれるよな。これはエゴだけど、友達の葬式とか絶対嫌だからおまえら死なないでくれよ。頼むよ。おれより絶対長生きしてくれ。おまえらの親族に生前仲良くしてくれたみたいで、とか言われんの絶対嫌だからな。

 正直今自分はたくさんある人生の岐路のうちのひとつに立ってる。というか今じゃなくて今も、の方が正しいか。どうなるにしろ、自分を幸福にしたい。この生きる苦しみともいつかおさらばしたい。死以外の方法で。死にたくない。死ぬのは怖い。じゃあどうしたらいいかって分からないんですけど。それが分かれば宗教なんてものはここまで流行してないわな。とにかく皆さん死なないでほしいです。いつまでも元気な姿を見せてください。